看護師と保健師の仕事の違い

社会に数多くある仕事の中には、あまり知られていない職業もありその一つとして挙げられるのが保健師です。保健師とは一人ひとりが自らの健康をコントロールしていくセルフプロモーションの理念に基づいて、老若男女全ての世代が健やかに過ごせるように支援する職業になります。
人々の健康を管理するという点で看護師と混同している人も少なくありません。しかし、保健師と看護師では仕事内容から求められるスキルまで大きく違います。
看護師の仕事が患者の治療や心のケアなのに対して、保健師は病気の予防や現在の健康を維持していくために必要なアドバイスをするのが主な役割です。
とはいえ、問題なく日常生活を送れている人に病気のリスクや健康管理の重要性を理解してもらうのは簡単なことではありません。多くの人に興味を持ってもらって楽しく学べるイベントなどを考える企画提案力が求められます。
それと同時に欠かすことのできない能力がコミュニケーション力です。人との信頼関係は相手の言葉に耳を傾けて理解をすることで初めて生まれます。
また、患者だけでなく他の専門家との連携も重要となるので、この仕事のおいてコミュニケーション力は必要不可欠です。保健師は看護師免許とは別に保健師としての国家資格も取得をしなくてはいけないため、看護師以上に狭き門と言われています。
その分、新卒でも平均月収22万円前後と高めに設定されていて、福利厚生などの手当ても保障されるなど働きやすい環境で仕事ができるのが魅力です。